SUMATRA ACEH TERANG ULEN COE #9

10月1日(日)より、秋の穏やかな空とさわやかな空気の朝にホットでお楽しみいただくのがおすすめの、SUMATRA ACEH TERANG ULEN COE #9(スマトラ・アチェ・テラン ウレン)をXRコーヒーとしてご提供しています。今回のXRコーヒーは全国のブルーボトルコーヒー カフェでご用意しており、より多くの方にこの特別なコーヒーをご体験いただける機会となっております。

XRコーヒーとは?

XR(Exceedingly Rare=極めて希少)コーヒーとは、名前の通りとても希少性の高いコーヒーのことです。ブルーボトルでは年に数回、XRコーヒーを発売しています。その希少性は産地やプロセス、品種、フレーバーなど様々なものに由来していて、どのXRコーヒーも他にはない個性を持っています。ブルーボトルの「おいしいコーヒーをより多くの人に届ける」ミッションのもと、いままでにないユニークでおもしろい味わいのコーヒーや、ハッとする程フレーバーが感じられるコーヒーなど、ゲストの方にこれまでにない、素晴らしい体験を提供できるコーヒーのみをXRコーヒーとして考えています。

 

スマトラ・アチェ・テラン ウレン

今回XRコーヒーとしてご用意しているのは、世界で最も権威のある大会のひとつ、「カップ・オブ・エクセレンス(COE)」で第9位を獲得した「スマトラ・アチェ・テラン ウレン」です。クローブやシナモンなどのベーキングスパイスのようなアロマを持ち、パイナップルやグレープフルーツのようなトロピカルで複雑な酸味が特徴のコーヒーです。この複雑味は、このコーヒー豆の生産地であるスマトラ島の伝統的なコーヒー精製方法「ウェットハル」から生まれています。(ウェットハルの精製方法について詳しくはこちらのブログでぜひご覧ください。)
ウェットハルで精製した多くのコーヒーは、豆が安定した水分量に達する前に輸送されるため、不良品が発生するリスクが高いのです。そのため、この地域の高品質なコーヒーを入手することは非常に難しいのですが、COEでこのコーヒーと出会い、今回みなさまにお届けできることをとても嬉しく思います。

 

生産者 ファーマン・ヨガ氏

スマトラ・アチェ・テラン ウレンの生産者である、ファーマン・ヨガ氏のコーヒーをブルーボトルコーヒーでご提供するのは今回が初めてです。テラン・ウレンは、アチェ・ガヨ地方にある家族経営の農園で、ヨガ氏は幼い頃からコーヒー農家である母親の姿を見ながら、コーヒーに触れ、コーヒーについて学んでいました。そんなヨガ氏がコーヒーの世界に足を踏み入れたのは、故郷であるKenawat村を紛争の村としてではなく、もっと多くの人に知ってもらって発展させたい、という想いがきっかけでした。ヨガ氏は、伝統的なウェットハル(インドネシア語ではギリン・バサ(Gilling Basah)と言います)によって生み出されるユニークな特徴を高めることに専念し、スポットライトを当てることで、コーヒーを通じてKenawat村が世界に認知され、新たな機会を創出し、コーヒー農家がより豊かな生活を送れるより良い未来を築こうとしています。

このスマトラ・アチェ・テラン ウレンについて、ブルーボトルコーヒージャパン ヘッドロースターの山本健太はこう話します。

「一口飲むと、豆の品質の高さを感じることができます。スマトラ伝統の精選方法がもたらすスパイスやハーブ感、トロピカルなフルーツがとても綺麗に表現されているので、温度変化と共に変化していくテイストを時間をかけてゆっくり楽しんでいただきたいです。」

コーヒーを通して故郷の村を世界に知ってほしい、そんな想いがこもったスマトラ・アチェ・テラン ウレンは現在全国のブルーボトルコーヒー カフェでお楽しみいただけます。また、コーヒー豆は公式オンラインストアでもお買い求めいただけますので、ぜひ生産者のストーリーに想いを馳せながらお楽しみいただけると嬉しいです。

*HUMAN MADE Cafe by Blue Bottle CoffeeとHUMAN MADE 1928 Cafe by Blue Bottle Coffeeでの販売は行っておりません。