RWANDA NYAMASHEKE NYABUMERA NATURAL
現在、シングルオリジンコーヒー「ルワンダ・ニャマシェケ・ニャブメラ・ナチュラル」が全国のブルーボトルコーヒー カフェ*および、公式オンラインストアに登場しています。 カフェでは、ドリップコーヒー(HOT)、4月17日(金)よりエスプレッソドリンクでもお楽しみいただけます。
今回のブログでは、「ルワンダ・ニャマシェケ・ニャブメラ・ナチュラル」の味わいとその魅力、ルワンダ産コーヒーのストーリーをお届けします。
About Taste

ルワンダ産コーヒーで、ナチュラルプロセスで仕上げたロットに出会う機会は多くありません。今回のロットは、東アフリカのナチュラルコーヒーらしい華やかさと果実味を備えながらも、ルワンダらしい明るく複雑な酸味のある一杯です。
ナチュラルプロセスとは、収穫したコーヒーチェリーを果肉をつけたまま乾燥させる精製方法のこと。乾燥の過程で果肉由来の甘さや風味が豆に移り、凝縮したフルーツ感やジャムのような甘さ、シロップのような質感が生まれます。
カップに顔を近づけると、ドライストロベリーやゴールデンレーズンを思わせる凝縮感のある香りに、ローズのような華やかなアロマが重なります。口に含むと、明るく複雑な酸味とミディアムボディがバランスよく調和し、ナチュラルコーヒーでありながら豆本来のキャラクターを保った味わいが広がります。ジャムのような甘さと密度を備えつつも、クリーンな印象を併せ持つ、ナチュラルプロセスの魅力を体現したロットといえるでしょう。
About Origin - RWANDA NYAMASHEKE
このコーヒーが育ったのは、アフリカ大陸中央部、赤道直下に位置するルワンダの西部・ニャマシェケ郡。標高1,600〜2,000mと高地に広がる丘陵地帯で、火山性土壌が特徴です。この地域では昼夜の寒暖差が生まれ、コーヒーチェリーはゆっくりと成熟します。成熟に時間をかけることで糖度が高まり、風味の輪郭がより明瞭になります。今回のロットに感じられる明るく複雑な酸味や、凝縮した果実感は、この標高環境に由来するものです。そして、ここで栽培されているのはレッドブルボン種。高い標高環境に適応し、密度の高い豆を実らせるのが特長です。
About RWANDA COFFEE
ルワンダのスペシャルティコーヒー産業はまだ若く、活気に満ちています。過去20年ほどの間で品質は大きく向上し、現在ではルワンダのトップロットが、同じくアフリカ東部のコーヒー生産国として知られるケニアやエチオピアに匹敵するカップスコアを記録することもあります。
ルワンダ産コーヒーといえば、透明感のあるウォッシュドコーヒーの生産が主流です。実際、多くの精製処理ステーションでは水資源とインフラを活用したウォッシュドプロセスが採用されています。こうした背景には、小規模農家やウォッシングステーションが、国際的な支援や投資によって発展してきたことがあります。これによってルワンダのスペシャルティコーヒー産業の品質は大きく向上しました。
その産業成長の歴史もあり、ルワンダでナチュラルプロセスのロットに出会える機会は限られています。ナチュラルプロセスは、高度な選別と丁寧な乾燥工程が必要であり、気候条件や設備体制が整っていなければ品質を安定させることが難しい精製処理方法です。今回のロットは、ウォッシュドで培われてきたルワンダ産コーヒーらしいクリーンな印象を残しながら、ナチュラルコーヒーの特長であるジャムのような甘さとシロップのような質感が重なる一杯を実現させています。
そしてルワンダの収穫期は、同じアフリカ東部のコーヒー生産国エチオピアと対照的な時期にあたります。そのためルワンダ産のナチュラルコーヒーは、私たちブルーボトルコーヒーが年間を通してアフリカ産のナチュラルコーヒーをお届けすることを可能にしている大切な存在です。

ニャブメラステーションでのナチュラルプロセスの様子
About the Producer - NYABUMERA STATION
ニャブメラステーションの風景
世界のコーヒー産業が、気候危機や都市化による若年層の農業離れ、生産者の高齢化といった課題に直面する中で、ルワンダには若く情熱的な生産者が多く存在し、学びや革新を通じてスペシャルティコーヒー産業をさらに発展させようとしています。
本ロットは、ニャマシェケ郡の小規模農家が収穫したコーヒーチェリーを持ち寄り、Nyabumera Station(ニャブメラステーション)によって精製処理されたものです。このニャブメラステーションは、若い農家 Providence(プロビデンス)氏によって運営されています。プロビデンス氏は地域最大級のナーサリー(コーヒーの苗木を育てる育苗施設)を設立し、高品質な苗木を周辺農家へ提供しています。苗木の質は、将来の収穫量や品質を左右する重要な要素です。さらに近隣の土地を購入し、模範的な農園として地域に示す取り組みも行っています。これは単なる生産拡大ではなく、”良い農業のモデルを地域に示す”という役割を担っています。
プロビデンス氏が運営するナーサリーの風景
ブルーボトルコーヒーでは、2023年よりプロビデンス氏との関係が始まり、今回初めてニャブメラステーションから購入しました。私たちとプロビデンス氏をつなげてくれたのは、長年にわたり関係を築いてきた、ルワンダでコーヒーの生産・精製・輸出を担うRwanda Trading Company(RTC)です。プロビデンス氏はRTCと協力し、地域農家へ向けたアグリビジネストレーニングプログラムの展開も進めています。品質向上だけでなく、持続可能な経営を見据えた取り組みです。
こうした取り組みの中に生まれたのが、今回お届けするロットです。明るく複雑な酸味に、ドライストロベリーやゴールデンレーズンを思わせる凝縮感、ローズのような華やかなアロマ。ルワンダでは限られたナチュラルプロセスで仕上げられたこのロットは、果実味の豊かさとクリーンな印象がバランスよく重なります。この一杯には、ルワンダ産コーヒーの品質向上のストーリーと、未来の可能性が映し出されています。ぜひカフェやご自宅で、その繊細な広がりをゆっくりとお楽しみいただけたら嬉しいです。
【ルワンダ・ニャマシェケ・ニャブメラ・ナチュラル】
ご提供・販売カフェ:全国のブルーボトルコーヒー カフェ*でご提供、公式オンラインストア
*ブルーボトルコーヒー 原宿カフェでのご提供、HUMAN MADE Cafe by Blue Bottle CoffeeとHUMAN MADE 1928 Cafe by Blue Bottle Coffeeでのご提供・販売はございません。
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