My Coffee Journal vol.4 Yuuri

ブルーボトルコーヒーでは、ブランド初となるコーヒージャーナルとして、モレスキンとコラボレートした「モレスキン ブルーボトルコーヒー カスタムエディション (CUSTOM EDITION JOURNAL EXCLUSIVELY FOR BLUE BOTTLE COFFE BY MOLESKINE)」を全国のブルーボトルコーヒー カフェ、ポップアップストア、公式オンラインストアにて、今年のInternational Coffee Day (国際コーヒーの日)である 2022年10月1日(土)に発売いたしました。※HUMAN MADE 1928 Cafe by Blue Bottle Coffee, HUMAN MADE Cafe by Blue Bottle Coffee では販売はございません。


今回の発売を記念して、ブルーボトルで働くスタッフ数名に一足先に実際にこのノートブックを使用してもらいました。彼女ら・彼らが、どのようにノートブックを使用しているかを、インタビュー形式にてみなさまにお届けいたします。Vol.4の今回は、普段はブルーボトルのコーヒーとのペアリングを考えて手作りされているペストリーやフードのレシピを構築したり、オペレーションをサポートする役割を担うYuuriさんにお話をお伺いしました。


Question(以下、Q):ブルーボトルコーヒーで働かれるまでの経緯を教えてください。

Yuuri(以下、Y):海外初上陸となるブルーボトルコーヒーが清澄白河にオープンした当初、私は調理専門学校の講師をしていました。たまたま職場の仲間から、ブルーボトルの社内イベントへのケータリングのサポートを頼まれお手伝いしたのがきっかけです。その後ブルーボトルでは初めてキッチンを設備した「青山カフェ」がオープンするタイミングで、ご縁がありキッチン周りのオペレーションの立ち上げを任せていただくことになったのです。その当時は勤務していた調理学校が春休みのシーズンで、一週間だけサポートするつもりでお仕事させていただいたのですが、働いていく中で「ブルーボトルの空気感いいな」と感じていて、気づいたらブランドにジョインして7年半が経っていました。普段は主にキッチン周りのオペレーションの確立やメニューのレシピ確認や開発レシピの再構築などを担っています。ひとつの場所で仕事をするというよりも、実際にカフェに行ってクオリティチェックやオペレーション面での相談を受けたり、自社キッチンのある北砂ファクトリーを行き来しています。


ブルーボトルで働くようになるまでは、誰かに淹れてもらったコーヒーを飲んだことは実はあまりなくて。ドリップコーヒーを自分のために一杯ずつ淹れてくれることにも感動しましたし、初めて飲んだのが、ブルーボトルの定番のブレンドのひとつ「ベラ・ドノヴァン」でした。他のコーヒーとは明らかに味が違うことに気づかせてくれた、今でも一番衝撃を受けたコーヒー体験です。そんな美味しいコーヒーをより引き立たせてくれるような、コーヒーが欲しくなるようなフードやペイストリーを私たちは考えています。

Q:普段からノートブックは使いますか?

Y:すごく使っています。今回の「モレスキン ブルーボトルコーヒー カスタムエディション」も、無くさないようにすぐに名前を貼りました。料理をしながらだとパソコンよりもパッと思い付いたことがその場で書き留められるので、手書きの方が好きです。あとは、パソコンで資料にまとめる前段階のメモや、ちょっとしたネタになるようなことを書き留めるようにしています。いまはシーズンメニューの内容についてメモすることが多いのですが、私にしかわからないくらい自分のための、頭の中のメモです。他にはアイディアの要素としてカフェのコンセプトやコンセプトカラーなどもメモしています。ひとつのメニューが完成して実際にカフェのスタッフに落とし込みをする際に、どんな想いでメニューができたのかなど、伝えたいことを忘れないように、思ったことはその場で書くようにしています。

 

Q:「モレスキン ブルーボトルコーヒー カスタムエディション」と普段使われるノートブックでは、書き留めるアイディアやインスピレーションに違いはありますか?

Y:真っ直ぐに字を書くのが好きでいつもは罫線のノートブックを使っています。最初にこの「モレスキン ブルーボトルコーヒー カスタムエディション」を開いて文字を書いてみたときは、線がないことに不慣れでした。でも使っていくうちに、自由に使えるのは意外に良いのかもなと思いはじめました。例えばレシピは一度に色々な要素を書き込んで組み立てているので、線があるとここまでの行で収めなきゃいけないと自分で自然と限界を作ってしまうのですが、白紙だと文字を小さくしたり自由に線を書いたりできるので、アイデアがどんどん広がっていくと気づいてから、見開き2ページでより大きくスペースを使うなど、使い方の幅が広がりました。開発チームとも、このノートブックのメモを見ながら意見を共有しています。サイズ感も大きすぎず、小さすぎず、書く際にはノートブックがフラットになるので、とても書きやすく気に入っています。

Q:今回の「モレスキン ブルーボトルコーヒー カスタムエディション」を通してコーヒーライフは変化しましたか?

Y:このノートブックを手にした時、改めて(最初に書かれている)ブルーボトルのブランドストーリーを読み返しました。ちょうど数年ぶりに来日していたブルーボトル創業者のジェームス・フリーマンと会うことができたタイミングでもあり、初心に戻るような気持ちになりました。普段はメニューやキッチン周りの業務なので、カッピングシートのページを使用して、あまり挑戦したことのないカッピングもやってみようと思っています。カッピングシートがあることで空欄になっている箇所を埋めたくなるというか、自分のコーヒーの図鑑ができるから書き貯めていきたいなと、コーヒーへの情熱を掻き立たせてくれる気持ちになります。


Q7.「モレスキン ブルーボトルコーヒー カスタムエディション」はどんなゲストに使っていただきたいですか?

Y:日常のなかにコーヒーがある方ですね。改めて気軽にコーヒーに触れることができるこちらのノートブックを手に取ってもらえると、ブルーボトルのブランドや歴史を知れたり、そこからコーヒーを掘り下げてみようかなというワクワクにも繋がるかと思います。普段飲んでいるコーヒーの視点が変わるきっかけになるツールだと思うので、毎日のルーティーンの一部として何気なくコーヒーを飲まれている方も、このノートブックがコーヒーライフを豊かにするきっかけになってくれたらいいなと。自分自身、教える仕事をしていた期間が長かったのもあり、学生の子たちには自由研究だったり何か自分を表現する作品として使ってもらうのも面白いな、なんて考えます。カフェ巡りをして好きなカフェのショップカードをもらうみたいな感覚で、好きなコーヒーを飲んでそれを記録したり、そんな風にたくさんの方に自分だけの楽しみ方で使っていただけると嬉しいです。

photographer / Mashiro Takigawa


次回は10月12日(水)公開を予定しています。次回はどんなストーリーをブルーボトルのメンバーと紡いでいけるか、楽しみにお待ちください。国際コーヒーの日を記念した特設ページ “BLUE BOTTLE COFFEE International Coffee Day 2022” では「モレスキン ブルーボトルコーヒー カスタムエディション」についての詳しい情報に加え、こちらのインタビュー記事、スペシャルコンテンツについて記載していますので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。