Special Interview: xocol STONE GROUND XOCOLATE
1月25日より、ブルーボトルコーヒーのバレンタインシーズンがスタートしました。今年は世田谷・深沢のBean to Barのチョコレートブランド“xocol(ショコル)”とコラボレートした、スペシャルドリンクとチョコレートが登場しています。産地による味の違いを楽しめるシングルオリジンカカオで、“自分の好きと出会い、人生をより豊かにするバレンタイン”をご提案しております。
後方左:チョコレート バトン、後方中央:ブルーボトルコーヒー チョコレート コイン(10枚入り)、後方右:ブルーボトルコーヒー チョコレート コイン(20枚入り)、前方左:シングルオリジンカカオ ホットチョコレート、前方右:シングルオリジンカカオ モカ
ブルーボトルコーヒーでは、昨年限定カフェにてショコルのコインチョコレートを販売させていただき、私たちのコーヒーとも相性抜群なその美味しさはもちろん、チョコレートはコーヒーと同様に産地により味や香りが大きく異なり、自分好みの味を見つける楽しさがあることから、より多くのお客さまにお楽しみいただきたいと考えてまいりました。
今回、ショコルのシングルオリジンカカオと私たちのコーヒーやエスプレッソを合わせて試食・試飲を重ね、厳選した 3 種類のチョコレート 「ペルー・マラニョン」「ペルー・アマゾナス」「メキシコ・アウロラ」を使用したチョコレートドリンク 2 種(モカ・ホットチョコレート)と、チョコレー トを期間・数量限定で販売する運びとなりました。(チョコレートコインは好評販売中、ドリンクに関しては次回発売は2月11日(木)発売 ペルー・マラニョンとなります)
今日のブログでは、ショコル店主の君島香奈子さんにお話お伺いし、原料となるカカオはもちろん、その製造工程に至るまでのこだわりや今回販売している商品についてお話をお伺いさせていただきました!
ー 君島さん、本日はインタビューをお受けいただきありがとうございます!早速ですが、ショコルでは、どのようなところに特にこだわられてチョコレートを作られていらっしゃるか教えていただけますか?
はい。ショコルでは、産地ごとのカカオ豆の個性豊かな味と香りを最大限に引き出すため、余計なものは加えず、また焙煎するところから全ての工程を自社工房で小規模製造しています。
まず原料ですが、乳化剤や人工香料、油脂の追加をせず、カカオと砂糖のみでチョコレートを作ります。チョコレートというと甘いものというイメージが強いですが、カカオは品種によって実は様々な酸味を持っています。シトラス系や発酵系の酸味などもあり、コーヒーとも近い感覚ですよね。焙煎もその加減でカカオが持つアロマが大きく変化するので、とても大切な工程と考えています。
そして焙煎したカカオ豆を粉砕し、カカオニブと皮を分別した後、最後に石臼でカカオニブを挽いて、砂糖を入れて成型します。石臼を使用している理由は、カカオの持つアロマと酸味を十分に残しながら均一にペースト化することができるから、そして昔ながらのチョコレートを作ってみたいという想いがありました。ただ理想とするものは市場では見つからず、メーカーに特注をして作ってもらいました。私の知る限りでは、世界に一台のオリジナルな石臼です。
また一般的なチョコレートでは、コンチングというチョコレートの粒子を細かくし酸味や水分を飛ばす工程がありますが、ショコルではそれを行わずカカオの挽きたてのフレッシュな味を残しています。これにより砂糖の粒子が残って食感を楽しめるのもショコルのチョコレートの特徴です。以前イタリア・シチリア島のモディカという村の特産品であるモディカチョコレートというチョコレートの味が忘れられず、そのように砂糖の食感を楽しめるチョコレートを作るために試行錯誤を経て、この作り方にたどり着きました。
ー なるほど!素材の良さを最大限に引き出すために、原料や製造工程はもちろん、道具まで開発されたなんて驚きです。既に発売されているチョコレートドリンクやコインチョコレートは、まさにカカオの持つ味と香りをストレートにお楽しみいただけるメニューと言えますね。
3月4日(木)には、チョコレート バトンというチョコレートに具材が入ったチョコレート菓子も数量限定発売されますが、こちらについても教えていただけますか?
チョコレート バトンは、カカオと砂糖に、ドライフルーツやナッツなどの具材が入り、焼かずに成形し食べやすく1口サイズにカットしたチョコレート菓子です。今回ブルーボトルで販売している「ブルーボトル 羊羹」と同じ具材(ドライイチジク、くるみ、プラリネ、シナモン等)を使用されたいとリクエストをいただき開発を初めました。このように具材のリクエストをいただき新たなお菓子を作るのは私にとっても新境地となる挑戦でした。アクセントとなるシナモンを混ぜる工程を他の具材と分けてあえて成形後にふりかけるようにすることでテイストが引き立ち、チョコレートの甘さとナッツの香ばしさを感じさせながら、バランスが良くコーヒーとの相性抜群なテイストになりました。使用しているガーナのシングルオリジンカカオはカカオ感がしっかりとしている一方酸味は少なく食べやすいテイストなので、幅広い方におすすめです!
ー 私も試食させていただきましたが、チョコレートと具材の相性の良さや美味しさはもちろん、ホロホロとした食感が新しかったです!こちらも発売が楽しみです。それでは、最後にこちらのブログをお読みいただいているみなさんに、どのようにチョコレートをお楽しみいただきたいか、メッセージをいただけますか?
これをきっかけに、ぜひカカオという素材の面白さを楽しんでいただけたら嬉しいと思います。コーヒーと同じように、カカオも産地によって味や香りが大きく変わり、様々な個性が楽しめる、ということが感じられるコレクションになっていますので、ぜひ食べ比べていただき産地ごとの風味の違いを感じてみてください。
ー ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?現在ブルーボトルコーヒー公式オンラインストアの特設ページでは、ショコルのチョコレートはもちろん、バレンタインやホワイトデーにぴったりなアイテムやセットをご用意しております。(ちなみに2月5日(金)12:00までにご注文いただけますと、2月14日(日)までに商品をお届けさせていただきます!)
VALENTINE’S DAY & WHITE DAY 特設ページ
https://store.bluebottlecoffee.jp/pages/valentinesday-whiteday
ぜひ、カフェやオンラインストアでお好みのシングルオリジンカカオを見つけてみてくださいね。