James Freeman's story & quotes

 

こんにちは。

今日は、皆様にブルーボトルコーヒーの創業者である James Freeman のストーリーと、わたしが好きな彼の言葉をいくつか紹介したいと思います。

 

Jamesは、2002年にクラリネット奏者から転身し、ブルーボトルコーヒーを創業しました。このストーリーは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。彼は幼い頃から自宅で家族と共にコーヒーを飲む習慣があり、もっと美味しいコーヒーを淹れることは出来ないかと、ずっと考えていた彼がコーヒーの道に進むことは必然でもあったのではないかと思います。

Jamesは、わたしたちにこんな事を話してくれています。

「わたしはもう、バリスタに見えないかもしれませんが今でも心の中ではカウンターの中で働き、ゲストにコーヒーを作りたいと思っています。」

この言葉を聞くと、Jamesがカフェを離れても常にわたしたちと同じ気持ちでいてくれている事を感じ、カフェのバーに立つことの想いを引き継いで、自分たちが責任を持って美味しいコーヒーを届けていこうと思わせてくれます。Jamesのこだわりや想いを引き継ぎ、ブルーボトルコーヒーのバリスタは、お客様がどのカフェを訪れても美味しいコーヒーを届け、素敵な体験を生み出せるよう、日々お客様とコーヒーに向き合っています。

お客様の感じる体験を考える中で、Jamesはこんな事も話してくれています。

「ディーター・ラムスはこんな事を言っています、"朝食を食べるのに使ったスプーンを思い出す事が出来るなら、ダメなスプーンです。"つまりデザインとはそれ自身ではなく、体験に意識が向くべきなのです。なので、重要な体験の為に邪魔になるものを無くしたい。重要な体験とは、ホスピタリティのあるプロが淹れる美味しいコーヒーです。それを妨げるものは全て、取り除きたいのです。」

※ディーター・ラムス...ドイツ出身のインダストリアルデザイナー

わたしたちが考える"美味しいコーヒー"とは、味だけではなく、デザインも味わいに直結するものだと考えています。それぞれのカフェによってuコンセプトや店舗デザインは異なりながらも、共通して大事にしているのはお客様とコーヒーの間に生じる妨げになるものは、取り払おうという考えです。カフェに来てくださるお客様や入社したばかりのバリスタに、よく「ブルーボトルの空間ってシンプルですよね。」と言われる事が多いのですが、Jamesのこだわりから生まれている空間でもあります。

 

最後に、わたしが最も好きなJamesの言葉を紹介します。

「大きくなりながらも、より良くなっていないとしたらそれはあまり良い生き方ではないと思います。」

初めて聞いた時に、背中を押してもらえたように感じた言葉でした。

2002年の創業から18年目を迎え、日本のブルーボトルコーヒーは今年の2月で上陸から5年が経ちました。店舗も増え、一緒に働く仲間も増え、有難い事にお客様にブルーボトルコーヒーを知って頂く機会も増えてきました。その中でも、現状に甘んじる事なく常に進化と成長を考えていく事が出来るのは、創業当時から変わらずJamesが想いや考えをわたしたちに伝えてくれていることや、そしてその考えを大事にしていこうと、一緒にに考える事が出来る仲間のおかげでもあります。


最後まで、お読み頂きありがとうございました!

Trainer K.A