Fall Poetry Coffees
暑さが厳しい日も続いていますが、日が落ちるのが早くなったり、ほんの少しずつ、季節が移り変わるのを感じられる日も増えて来ましたね。
今年の春、ブルーボトルコーヒーでは、新たな感覚や生活様式をもって迎えたこの年に、少し立ち止まり、自分たちの持つ感覚を再認識することで、ご自身の感覚の変化や新たな物語への一歩を感じていただけたら、という思いから、Poetry Society of America(米国詩学会)と提携し、ブランドとして初めてコーヒーと季節をイメージした詩をご一緒にお届けする、ポエトリーコーヒーを発売しました。そしてこの度、再びPoetry Society of Americaとコラボレートさせていただき、秋の訪れを祝うポエトリーコーヒー2種を、本日9月2日より発売いたします。
シングルオリジンの「エチオピア アガロ カタ ムドゥガ」は、柑橘類やストーンフルーツのようなフルーティーさと、蜂蜜のような甘さが感じられ、最後に紅茶のような爽やかさが残る、繊細で香り高いコーヒーです。お召し上がりいただく際には、まずはその香りからお楽しみください。高品質なエチオピアコーヒーは、コーヒーの木そのものを思わせる香りを持つことがあります。ジャスミンのような繊細な花の香り、草のようなみずみずしさ、そして熟したコーヒーチェリーの果実を感じていただけるかと思います。
合わせる詩は、ヴィクトリア・チャンの「扉の入り口で」。ぜひご一緒にお楽しみください。
ブレンドの「リコレクション ブレンド」は、コロンビアとエチオピアの2種類のウォッシュドコーヒーを組み合わせた、香り豊かで心安らぐテイストです。通常ブレンドコーヒーを作る際には、中南米産のコーヒーを深めに焙煎し甘いベースとして使用し、アフリカ産のコーヒーを浅入りにしてニュアンスや明るさを加えるのが一般的です。ですが、こちらのブレンドではその方式を逆さにし、エチオピア産のコーヒーを少し深く焙煎して甘さを強調し、浅めに焙煎したコロンビア産のコーヒーを明るさを引き立てています。その結果、ハーブやアップルのようなアロマが感じられる、贅沢でなめらかな心地よいブレンドとなりました。
ぜひレイチェル・エリザ・グリフィスの「私たちの素晴らしい時間」を読みながら、味わってみてください。
詩を楽しむことは、美味しいコーヒーを味わうことに似ています。一度立ち止まり、目の前の対象に集中し、自分の中の感覚を研ぎ澄ますことで、そのものの魅力をより鮮明に感じ取り、その体験がご自身に新たな喜びを呼び起こしてくれることでしょう。
みなさんも、ぜひこちらから二人の詩を読みながら、Fall Poetry Coffees をお楽しみください。