ブルーボトルのカフェデザイン

ブルーボトルコーヒーはカフェの空間デザインにこだわりをもっています。

私たちが考える“おいしいコーヒー”には、空間が含まれているからです。

カフェの空間デザインに共通しているのは、“コーヒーに集中できるシンプルさ”です。ブルーボトルコーヒーは、まずコーヒーを楽しみに来ていただける場所でありたい。そのために極力シンプルで洗練された空間を目指しています。

同時に、私たちの生活に不可欠なカフェは様々な使われ方をします。ある時は、自分と向き合い考えごとをする喫茶店のような場所に。ある時は、大切な人と会話をしながら楽しく過ごす場所になります。また、商談の場として使われることも日常的です。お客様のどんなシーンにもフィットする場であるために、私たちはシンプルであることを重視しています。

もうひとつ大事にしているのは、“カフェを作る土地のコミュニティに溶けこむデザイン”であることです。たとえば、東京の三軒茶屋カフェはかつて診療所だった場所をリノベーションしました。長年引き継がれてきた診療所は、もともと人が集まる場所だったため、現代にあわせた人の集まるカフェへと進化させ、土地名を連想させる茶屋の要素を含んだデザインを採用しています。


また、京都の六角カフェは約100年以上、地域コミュニティの場であり続けた街の自転車店をリノベーションしています。趣ある外観はそのままに、店内にはヴィンテージの家具を配し、そこに流れる空気感のトーンをあわせることで、街とコミュニティに寄り添うデザインに仕上げています。

私たちが作るカフェはそれぞれにストーリーがあり、同じデザインのものはひとつもありません。「このカフェはどんなふうに作られたのだろう?」。そう思ったら、ぜひそのお店のバリスタに聞いてみてください。