ブルーボトルがプロデュースする羊羹

こんにちは、スイーツ大好きバリスタのTです。

皆さんはブルーボトルコーヒーのお菓子というと何を思い浮かべますか?定番のチョコチップクッキー、ワッフル。。。。洋菓子だけ?いえいえ、実はブルーボトルコーヒーでは”オリジナル羊羹”も販売してるんです。

京都六角カフェオープンと同時に誕生したブルーボトル羊羹は、京都堀川三条で60年以上続くあんこ屋「都松庵(としょうあん)」さんとコラボした、今までありそうで無かったコーヒーに合う羊羹です。

都松庵さんは今年で創業70年。職人さんが秘伝の製法でこだわりの天然水と小豆をつかい真心を込めて作るあんこ製品は、地元の人に長年愛されています。伝統の和菓子だけでなく、小麦粉を一切使わず生あんを使って作った”アンデチーズケーキ”などのグルテンフリー菓子も人気の京都の老舗です。夏はカキ氷も販売していて、何とトッピングのあんこ玉はのせ放題!あんこ好きにはたまりません。そんな都松庵さんと一緒に作ったブルーボトル羊羹は2種類。

 

ブルーボトル羊羹

コーヒーとのペアリングの相性を考えて作られた、まさにコーヒーの為の羊羹。あっさりととした浅練りの生地に、イチジクやくるみを入れ、さらにシナモンとコリアンダーをアクセントに効かせた上品な味わいです。お勧めの組み合わせはべラ・ドノヴァンなどのコクのあるブレンドコーヒー。

ブルーボトル羊羹 抹茶

白あんをベースにした抹茶フレーバーの羊羹。レモンとレモングラス(ハーブ)を合わせることで、しつこ過ぎないすっきりとした後味に仕上がっています。シックな抹茶の色に、光に透けて見えるイチジクとレモンが初夏の爽やかさを見た目でも感じる事が出来ます。お勧めの組み合わせはエチオピアなどのフルーツ感のあるシングルオリジンコーヒー。

この素敵な羊羹を作ってくれたキッチンチームのYちゃんと、彼女が伝えた味のイメージを2ヶ月かけて形にしてくれた都松庵のNさん。

コーヒーとあんこ、全然違うもののようですが、実はこの2つには美味しい共通点があるんです。コーヒーの美味しさを決定づける焙煎。生豆に熱を加えてローストすることでメイラード反応と言われる科学反応が起き、コーヒー独特のブラウンカラーと豊かな風味が生まれます。このメイラード反応があんこ作りの際も起きているんだそう。さらに水に溶ける性質のあるあんこは口溶けも良く、香りもほのか。脂肪分が多いケーキやチョコレートなどに比べ、コーヒーの味わいや香りをクリアに感じられます。

もちろんコーヒーだけでなく、緑茶や紅茶との相性もばっちりです。皆さんも自分の好きなペアリングで、ブルーボトル羊羹を楽しんでみて下さい。

 

Barista/M.T