- BLUE BOTTLE COFFEEで働く - プロダクションキッチン ~「食材」と「手作業」へのこだわり~

2002年にアメリカ・カリフォルニア・オークランドでスタートしたブルーボトルコーヒーは、今年で創立21周年を迎えました。私たちブルーボトルで働くメンバーは、カフェやコーヒートラックを通してゲストの皆さまに毎日一杯ずつ丁寧にコーヒーをご提供し、ゲストや仲間を思いやり、感謝の言葉を忘れずにコーヒー体験をお届けしています。

最高の体験をお届けする私たちチームは、美味しいコーヒーだけでなく、フード・ペイストリーも同じように愛情とこだわりを持ち、日々ゲストの皆さまの元へお届けしています。コーヒーとの相性を考えて作られる私たちのフード・ペイストリーは、現在東京・北砂と京都に拠点を持つプロダクションキッチンが毎日心を込めてすべて手作りしています。今回は、プロダクションキッチンスペシャリストとして日々カフェにデリシャスネスのバトンを繋いでくれているSumireさんに、ブルーボトルコーヒーへの入社のきっかけや、ブルーボトルコーヒーで触れたデリシャスネス、食への想いについてお話いただきました。

PROFILE

プロダクションキッチンスペシャリスト Sumireさん (2022年4月入社)
お気に入りのドリンク:アウトドアブレンド

 

- ブルーボトルコーヒーへの入社のきっかけは何でしたか?

専門学校を卒業してからパティシエとしてホテルで6年間勤務していました。入社当初から全ての分野を経験したら次のステップへ進む目標を掲げており、ウェディングケーキ、ビュッフェ、アフタヌーンティー、アシェットデセール (皿盛りデザート) など幅広い分野を経験し、最後に焼き菓子部門に携わる中でもっと焼き菓子を作りたいと思うようになりました。特に生菓子はデコレーションなども含めて製造工程がたくさんありますが、焼き菓子は基本焼き上げで工程を終えます。とてもシンプルだからこそ、食材や混ぜ方などの工程ひとつで味わいやおいしさに違いが生まれますし、より焼き菓子を追求したいという気持ちが芽生えました。同時に、コロナ禍で自宅でコーヒーを淹れる機会が増えコーヒー自体にも興味を持ったことと、焼き菓子はカフェのイメージが強かったため、食材へのこだわりをもつカフェで次のステップを経験したいと思った時に最初に思い浮かんだのがブルーボトルコーヒーでした。初めて利用した青山カフェでは、1杯に対して時間をかけて丁寧に抽出している姿が印象的で、都心でも自然を感じられる陽の光が差し込みとても心地よく、そのような空間の中で飲んだコーヒーがとてもおいしかった記憶があります。そんな青山カフェでの体験もあってブルーボトルコーヒーに元々興味を持っていたのですが、Webサイトで食材へのこだわりなど会社の思いに触れる中で更に惹かれました。当時は近隣にブルーボトルコーヒー カフェがない地域に住んでいたのですが、改めてブルーボトルコーヒーのペイストリーを体験し知りたい思いで清澄白河フラッグシップカフェへ赴き、チョコレートチップ クッキーとラテを注文しました。レジではバリスタがコーヒーの好みについて親身になって聞いてくれ、ペアリングの提案をしてくれたことも初めての経験でしたし、何よりチョコレートチップ クッキーの小麦の風味とチョコ、そして塩味のバランスがとてもおいしく、ブルーボトルコーヒーへの応募の後押しとなりました。

 

- ブルーボトルコーヒーへ入社して体感した「食材へのこだわり」はありましたか?

入社前からいろいろな記事を見て食材へのこだわりは強いと感じていたのですが、実際に働いてみると想像している以上にこだわりが強く、とても驚いたのを今でも覚えています。平飼い卵(地面に放して飼育し、鶏舎内を自由に動き回る鶏の産む卵)を使用していますし、長野県産ヨーグルトやオーガニックシュガー、国産蜂蜜などひとつひとつの食材がブルーボトルコーヒーが目指すおいしさを体現するために産地・農家さんとの繋がりを大切に選ばれていると思いました。
また食材だけではなく、「手作業」へのこだわりもとても強く感じました。これほどたくさんのカフェがある企業で、卵を全て手作業で丁寧に割っていたことにはとても驚きました。もちろんチームも大きくなる中でより効率よくおいしいものを作るために試行錯誤を重ねながらも、手作業へのこだわりを持ち続ける姿勢にとても共感しています。「食材へのこだわり」と「手作業へのこだわり」が細部に詰まっているからこそ、ブルーボトルコーヒーのペイストリーやフードはおいしいんだと、働く中で改めて実感しました。

 

- プロダクションキッチンの1日の流れを教えてください。

勤務時間は、現在7:30から16:30のシフトで基本的には午前中に製造し、午後に翌日の仕込み準備を行っています。具体的には、午前中にパウンドケーキやチョコレートチップ クッキーの焼成、ワッフル生地やスコーンの製造などがメインです。パウンドケーキを焼かない日には、グラノーラを焼いて調整をしています。また焼き菓子に使用する各種シロップの作成や、カフェで使用するフードメニューのソースやデザートパーツの仕込み、現在はホリデー限定の焼き菓子もあるので、チームで協力をしながら幅広く製造を行っています。12時頃からのお昼休憩を終えた後は、翌日の計量や焼き上がったパウンドケーキのカット、クッキーの型抜き、配送がある日は配送の準備、最後に作業場を綺麗に掃除片付けをし1日が終わります。

 

 

- 働く中で大切にしている思い、やりがいをお聞かせください。

とてもシンプルですが、やはりパウンドケーキが焼きあがりオーブンを開ける瞬間に達成感とやりがいを感じます。常に高いクオリティのものを作り続け、カフェやその先のゲストへお届けすることが信頼に繋がると思います。製造する工程自体は日々の繰り返しですが、カフェへ来てくださるゲストは毎日同じではないので、常に安心してブルーボトルコーヒーのペイストリーをお楽しみいただけるように、ゲストのことを考えながら日々製造しています。またカフェもたくさん増えた中で、より多くの方に楽しんでいただけるプラントベースのメニューが増え、日々多くのペイストリーを製造していますが、忙しい中でも職場では感謝の言葉が飛び交い、よくコミュニケーションを取っています。オープンな職場環境であるため、より効率良くおいしいものを作れるように試験的に新しいことを取り入れるなど柔軟に対応ができ、私自身も今までの経験から提案することもあり自分の経験値も活かされていると感じます。変化し続ける中でも、現在もチームとしてよりおいしいものを追求し続けることに取り組み、カフェスタッフが扱いやすいように梱包出荷をすることでゲストのみなさまへより良いものが届けられるよう常に心がけながら日々仕事をしています。

 

- ブルーボトルコーヒーで今後どんな成長をしたいですか?

ブルーボトルコーヒーのメニューの面白さは、コーヒーとの相性をとことん考えられて作られていることだと思います。外部提携している方々によって、メニューのテイストが変わることがとても面白いと感じています。例えば、ホリデーメニューで使用するジャムのようにスパイスをふんだんに使用したり、隠し味でりんごジュースを使用するなど、従来のレシピイメージを覆すような食材の使い方をされることも多く、毎回新メニューに触れる毎に勉強になりますし、実際にテイスティングする度に新しい発見があり、よりメニュー開発に興味を持つようになりました。今後はチームで商品開発の部分に関わるなど、日々ブルーボトルコーヒーのペイストリーを製造する視点から自分達のデリシャスネスを体現してみたいです。

 

 

これまで幅広い経験をされた中で、シンプルな製造工程だからこそより素材へのこだわりを持ちおいしさを引き出すことのできる「焼き菓子」に魅了され、現在もブルーボトルコーヒーでおいしさを追求し続けるSumireさんのお話を通して、「食材」だけではなく「手作業」についてのこだわりや思いに触れることができました。入社前に想像していた以上にこだわりのある食材に触れられることや、コーヒーとの相性を考えられて作られたレシピとコーヒーについても学ぶ機会があることに加え、チームメンバーも丁寧に一つずつ教えてくれるので、興味のある方はぜひ気負わずにチャレンジしてほしいとお話してくださいました。また現在販売しているホリデー限定パウンドケーキ「ホリデー ジャンドゥーヤ ケーキ」は、これまで定番であったチョコレートテイストとは一味違い、ヘーゼルナッツがごろごろ入って食感と香りを一緒に楽しめるので、ぜひカフェでコーヒーとのペアリングも体験してほしいと最後に笑顔でご紹介してくださいました。


ブルーボトルコーヒーでは、主に関東・関西にて、一緒においしいコーヒーやフードをお届けするメンバーを募集しています。私たちはコーヒー屋さんである前に、好奇心旺盛でこだわることに興味とリスペクトを払える仲間の集まりです。⁠⁠そんな面白く頼もしい仲間と共に、お仕事をしてみませんか?⁠⁠ ご興味ある方はぜひ募集情報から詳しくご覧ください。あなたがジョインしてくださる事をお待ちしております!