Burundi Kibingo CWS ブルンジ・キビンゴ コーヒーウォッシングステーション
現在全国のブルーボトルコーヒーのカフェや、公式オンラインストアでご提供させていただいている「Burundi Kibingo CWS(ブルンジ・キビンゴ コーヒーウォッシングステーション)」、もうお楽しみいただけましたでしょうか?
このコーヒーは、アプリコットやマンダリンオレンジのような爽やかでクリーンな飲み心地と、舌の上に残るハニーを思わせる甘さの余韻が残る絶妙なバランスで、モーニングコーヒーとしても、午後のリフレッシュ時間にもぴったりな味わいです。少しづつ夏の兆しがやってくる6月の瑞々しい空気を感じながら、ぜひお楽しみいただきたいコーヒーです。そんなブルンジ・キビンゴ コーヒーウォッシングステーションについて、今回ご紹介いたします。彼らはこの美味しさを引き出すクオリティコントロールだけでなく、日頃から生産者への配慮や社会がよりよくなる仕組みづくりにまでケアしています。何気なく飲んでいるコーヒーのストーリーを深堀りしてみると、新たな魅力を発見することができます。
「ブルンジ・キビンゴ コーヒーウォッシングステーション」について
REGION(地域):Kayanza(カヤンザ)
FARM(農園):Kibingo washing station(キビンゴ コーヒーウォッシングステーション)
VARIETAL(品種):Bourbon(ブルボン)
PROCESSING(プロセス):Fully washed(ウォッシュド)
ELEVATION(高度):1,900m
HARVEST(収穫):2021年4月-7月
Farm
こちらのコーヒーウォッシングステーションでは、1日あたり750,000kgのコーヒーチェリーが精製処理されます。また、脱穀の際に取り除かれる皮の部分を有機肥料にして、それぞれ農園で再利用することができる他、補助金付きでコーヒー苗が支給されるという制度もあり、農園のイノベーション、協同組合の強化と収穫量の向上を中心としたさまざまなファーマープロジェクトなどに参加されています。
そして国内で深刻となっている若年層の失業率がほぼ50%を占めるという社会経済的課題を解決するため、雇用の見直しとして生産者への正当な評価はもちろん、農業に関するトレーニングを提供し、給与と福利厚生(家、バイク、ヘルスケア)、そして実際のキャリアの見通しを受け取ることができる制度を導入し、いまでは人口のほぼ10%を雇用するまでになりました。さらには全てのウォッシングステーションにソーラーパネルが備え付けられており、周辺の設備にだけではなく、生活に必要なエネルギーとしても供給されていることで、環境への配慮にも取り組んでいます。このように品質と生産性の向上に加え、ウォッシングステーションの社会的経済面と、環境的条件の改善にも積極的に努めています。
Harvest
雑味が少なくレモンティーのようなスッキリとした口当たりや、果実味のある酸味が特徴のこのコーヒーは、農家の方一人一人による手作業で行われるハンドピックで収穫が行われているからこそ、味わっていただける繊細なテイストです。収穫後は、コーヒーチェリー全ての品質を確認し、完熟した実のみを厳選し手作業にて分けられます。破損していたり完熟しすぎていると味わいが損なわれてしまうため、とても重要なポイントとなります。そして精製処理されたコーヒー豆は全てトレーサビリティできるタグがついており、作業員の正当な評価にも繋がることから責任感を損うことなく、プロセス全体を通して生豆の高いクオリティが維持されます。さらに出荷前に再度ハンドピッカーのチームによる選定が行われ、光る豆(欠陥の兆候があるもの)なども全て除去された状態でやっと最終出荷を迎えます。
このようにして、社会的経済面などにも配慮した環境下での丁寧なハンドピックによってつくられるコーヒーは、焙煎中もレモンやブラックチェリーのような芳醇なフレーバーを感じさせ、挽いたときの香り高いアロマは他のコーヒーとは画したキレイな香りを漂わせます。何年も継続して丁寧にコーヒーを精選し続け、2017 年には見事ブルンジカップオブエクセレンスで優勝となり、その名を一躍有名にしましたが、そのクオリティは年々高くなり、これからも期待の高まる農園であることは間違いなしです。ブルーボトルでは初めて買い付けたコーヒー豆で、今年からご提供がはじまったばかりのコーヒーですが、これからも注目していきたいお気に入りの農園のひとつです。
ドリップコーヒーとしてブラックでお楽しみいただけるだけではなく、ミルクを加えたオレにしてお飲みいただくと、まるでミルクティーのような味わいに変化します。ぜひ、気分にあわせて全国のブルーボトルコーヒー カフェ、オンラインストアにて「ブルンジ・キビンゴ コーヒーウォッシングステーション」をお楽しみくださいね。