- BLUE BOTTLE COFFEEで働く - プロダクションキッチン ~ブルーボトルが描く「コーヒーと食」とは ~

2002年にアメリカ・カリフォルニア・オークランドでスタートしたブルーボトルコーヒーは、今年で創立21周年を迎えました。私たちブルーボトルで働くメンバーは、カフェやコーヒートラックを通してゲストの皆さまに毎日一杯ずつ丁寧にコーヒーをご提供し、ゲストや仲間を思いやり、感謝の言葉を忘れずにコーヒー体験をお届けしています。

最高の体験をお届けする私たちチームは、美味しいコーヒーだけでなく、フード・ペイストリーも同じように愛情とこだわりを持ち、日々ゲストの皆さまの元へお届けしています。コーヒーとの相性を考えて作られる私たちのフード・ペイストリーは、現在北砂と京都に拠点を持つプロダクションキッチンが毎日心を込めてすべて手作りし、店頭のバリスタへとデリシャスネスのバトンを繋いでくださっており、今回は、セイボリースペシャリストとしてチームを支えているRyotaさんに、ブルーボトルへの入社のきっかけや、ブルーボトルらしいデリシャスネスや食への想いについてお話いただきました。

PROFILE

セイボリースペシャリスト Ryotaさん(2014年11月入社)

お気に入りのドリンク:インドネシア フローレス・マンガライ・トゥアン・アナエロビック ナチュラル



- ブルーボトルへの入社のきっかけは何でしたか?

以前、ホテルでパティシエをしていた際に、フランス菓子やデザートなどと一緒に提供するコーヒーに興味を持ち、よりデザートを引き立たせるコーヒーはないのだろうかと、もっとコーヒーについて勉強したいと思ったことが、一つのきっかけです。また同じタイミングでカリフォルニア州にある某有名レストランの創業者が「Farm to Table」 を掲げ地産地消をいち早く始めたタイミングで、彼の「シェフが食材をこだわることで、地球を変えることができる」という言葉や、次の世代、さらに次の世代にまで、美味しいものを繋ぐことができるという考えにとても感銘を受けました。同様に、コーヒー業界ではブルーボトルがサードウェーブの始まりとして「Seed to Cup」を掲げていたことから、自然とブルーボトルに興味を持つようになり、ブルーボトルの日本上陸時に、プロダクションキッチンとして入社することになりました。


- プロダクションキッチンは、どのようなお仕事を担っていますか?

現在、プロダクションキッチン全体としては、店頭に並ぶクッキーやパウンドケーキなどのペイストリーや、グラノーラなどのパッケージ商品、大人気である焼きたてのリエージュ ワッフルの種まですべて手作りしています。関西エリアにカフェが増えてからは、京都プロダクションと北砂プロダクションの二拠点で協力をしながら日々製造をしています。セイボリー担当としては、カフェで販売しているパイなどのフード商品やドリンクのシロップ、商品の元となるスープやパフェの具材などを作っています。また新商品開発の際には、カフェのみんながオペレーションに無理なく、常に美味しい状態でゲストに提供できるように、チームのアイデアを最大化して現場に落とし込む部分を担っています。


- お仕事をしていて、やりがいや楽しいと感じる瞬間はどんな時ですか?

「できないことができるようになる時」に一番のやりがいを感じています。元々プロダクションキッチンからキャリアをスタートさせ、青山カフェや六本木カフェのオープンにカフェキッチンスタッフとして携わってきた経験や、これまで蓄えたノウハウを活かして、比較的新しいセイボリー担当として日々新しいチャレンジをして成長していくことはとても楽しいです。例えば、今まで1時間掛かっていた作業が30分でできるようになったり、構成されている作業を分解して、さらにそれを分解して、どこかシンプルにできないか、他の作業に組み込めないかなど、点で考えないで線で捉え考えるようにしています。そうすることで、より体系的なシステムの構築ができると感じますし、また何事もチャレンジさせてくれる環境にはとても感謝しています。また、日々の生活からヒントを得てアイディアを仕事に取り入れた結果、作業効率が大幅にアップすることも多々あり、解決の糸口は意外なところにもあるので日々、色々なことにアンテナを張っています。


- ブルーボトルの「食」へのこだわり、ブルーボトルらしいデリシャスネス体験を教えてください。

ペイストリーと同様に、セイボリーメニューも「コーヒーとの相性」を考えて作られています。とても美味しい!と思う試作品をいざコーヒーとペアリングをすると、イメージと違うなと、思っていたような結果にならないこともよくありますし、特にセイボリーはハーブ類も多用しているので、私たちのコーヒーと一緒に食べることで、より香りが立つものを軸に考えて作っています。食材についても、全てではないですが、まずはオーガニックのものを選ぶことから始めています。オーガニック=健康的なイメージが一般的ですが、「Farm to Table」の観点から、オーガニックを選択することは、地球に優しく長持ちするものを選択することなので、デリシャスネスはサステナブルにも繋がっています。また店頭に配送する時も、常に分かりやすく綺麗な状態でパッキングしてあることを大切にしています。カフェで働く皆さんが綺麗な状態で少しでも安心して気持ちよく作業ができることでゲストのデリシャスネス体験へ繋がっていると思うので、そのような部分でもカフェとの関わりを大切にしています。


- キッチンスタッフに挑戦してみたいと思っている方に一言!

ブルーボトルでは、情熱や想いを持っていれば、いろんな経験ができます。私自身、チャレンジングなことに対して挑戦し続けた経験が、いま活かされていると思っています。それは難しいことではなくて、ブルーボトルのここが好き!というシンプルな思いが働く中での大きなモチベーションになるので、ぜひ熱い想いを持ってブルーボトルで挑戦してくれたら嬉しいです。



清澄白河カフェの立ち上げから今まで、ずっとブルーボトルのデリシャスネス体験を支えて見守ってくださっていたRyotaさんのお話しから、「Farm to Table」という、産地から製造、そしてゲスト体験までのプロセスの中に散りばめられた想いや、思いやりを持つブルーボトルらしいこだわりが感じられました。またインタビューの中で、「普段ゲストと直接お話しする機会がない中で、ゲストと触れ合うことで、ブルーボトルへの思いに気づけることもたくさんあると思うので、今後外部に出ていくことも積極的にしてみたいです。」と、今後への想いを聞かせていただきました。

今回北砂ファクトリーにて、4月15日(土)10:00〜15:00に、”Kitasuna Factory Open Day” が開催され、フードやクラフトに関わる方々のマーケット出店や親子で楽しむワークショップ、出来立てのペイストリーやコーヒーをご用意いたします。普段は見られないロースターやキッチンの裏側までお楽しみいただけるオープンデー限定の体験をお届けしますので、ぜひ皆さまお越しください。



ブルーボトルでは、主に関東・関西にて、一緒に美味しいコーヒーやフードをお届けするメンバーを募集しています。私たちはコーヒー屋さんである前に、好奇心旺盛でこだわることに興味とリスペクトを払える仲間の集まりです。⁠⁠そんな面白く頼もしい仲間と共に、お仕事をしてみませんか?⁠⁠ ご興味ある方はぜひ募集情報から詳しくご覧ください。あなたがジョインしてくださる事をお待ちしております!