BLUE BOTTLE のカフェ:2. KYOTO ROKKAKU CAFE

ブルーボトルコーヒーは、カフェの空間デザインにもこだわりを持っています。

私たちが作るカフェはそれぞれにストーリーがあり、同じデザインのものはひとつもありません。このブログでは、個性豊かなカフェたちをご紹介していきます。

ブルーボトルコーヒー京都六角カフェは、観光にもアクセスが良く、京都市の街中にあります。明治時代後期から約100年にわたり六角エリアで長年地域の方のコミュニティの場として地元の方に愛されている自転車屋さん「辻森自転車商会」の一角にあります。約100年の歴史のある町家をリノベーションして作られたカフェは、大きなガラスの窓が印象的です。外観だけをみてみると、ブルーボトのマークを見つけなければ何のお店か分からないかもしれません。

一階にある入り口のガラス扉を開けて店内に入ると、大きなカウンターが目に入ります。版築(はんちく)と呼ばれる昔ながらの工法でつくられたもので、一段一段土を流し入れ、層を重ねてつくられています。グラデーションになった美しい層は、優しい印象もありながら、どっしりとした安定感も感じられます。建築好きの方を必ず唸らせる、自慢のカウンターです。そのカウンターでドリンクやフードをオーダーしたら、二階へ、、、と、その前にもう一つ見ていただきたいポイントがあります。MD商品が置かれている棚の奥です。よく見るとガラス張りになっており、横にお店を構える自転車さんが見えるようになっています。ガラスを通してお互いのお店が見えるようになっていて、目が合うと手を振りあったり、同じ建物をシェアしているルームメイトのような感覚もあります。自転車屋さんがお休みの日曜日は、ちょっぴり寂しさを感じます。

では、ドリンクを受け取りに二階へ。一階がカウンターのみのためテイクアウト専門と思われることもありますが、二階には素敵なお席がございます。階段を上がると、喫茶店を思わせるような暖かな茶色の落ち着く空間が広がっています。京都六角カフェのテーブルとイスは、アンティークを使用しており、一つずつ高さやデザインが異なります。店内はコの字型になっており、沿うようにお席があります。ぐるっと見ていただいて、ぜひお気に入りの席を見つけてみてください!夕方以降は、落ち着いた照明でよりゆったりとコーヒーを楽しんでいただける空間となっています。カウンター近くにお座りの方は、ぜひドリップコーヒーを淹れているバリスタに目を向けてみてください。上からのライトにより、3割増でバリスタがカッコよく見えます‼︎ 写真を撮りたくなるスポットは数多くあるのですが、記念にぜひバリスタの写真も撮ってみてはいかがでしょうか。

今回ご紹介した以外にも、まだまだ見ていただきたいポイントがたくさんあります。ご来店の際には、ぜひコーヒーを楽しみながら、ぜひじっくり建物もご覧になってみてください。

Kyoto Rokkaku Cafe / M.M