オリジントリップ ーブラジルー
ブルーボトルコーヒーでは毎年1回、各国で働くメンバーを集めてコーヒー生産地を訪問するオリジントリップを行なっています。今回は、2018年に私が参加した際に訪問したブラジルの農園へのトリップ体験をご紹介します。
このオリジントリップとは、わたしたちブルーボトルコーヒーの取り組み、そしてサプライチェーンで貢献してくださる人々を祝福するために企画されました。美味しくて、サスティナブルなコーヒーチェリーの生産に日々努力し、私たちに提供してくださっている産地の方々との関係を築きあげ、学び、接する機会となっています。
2018年はBrazilのFazenda Ambiental Fortaleza(FAF)という農園に伺いました。ここは、農家であり、地域の輸出業者であり、持続可能なオーガニック農法を普及させているコミュニティのリーダーでもあります。
現地で私たちはFAFの中にある宿泊施設に泊まり、毎朝農場の方々にコーヒーを淹れて一緒にコーヒーについての議論をし、日中は実際の農作業の見学や体験をしたり、彼らが取り組んでいる様々な試みについて勉強したり、近隣の農家に伺ってそれぞれの取り組みについて学びました。
このオリジントリップは私の人生の中でも1番の貴重な体験になりました。普通なら見ることもできないコーヒーチェリーを実際に手にとって食べたり、知識でしか知らなかったコーヒーを育てているところや生成しているところを実際に見ることができました。
しかし、何よりも心に残っているのは実際に生産者の方々と会い、言葉を交わせたということでした。とても気さくで、陽気で、笑顔で私たちを迎え入れてくれました。彼らは自分たちのコーヒーに誇りを持ち、私たちに振舞ってくれました。下の写真は、FAFの契約農家の方達が集まり、コーヒーを振舞ってくれた時の写真です。それぞれの農園で収穫し、乾燥したばかりのコーヒーを自分たちで手焼き焙煎機で焙煎し、自分たちでコーヒーを淹れて持ってきてくれたのです。この時のコーヒーの味は衝撃的で、コーヒーはフルーツなのだということに改めて気づかされました。この時の衝撃は一生忘れません。
彼らがたくさんの努力を注いで生産したコーヒーをより多くの方に届けたいと今まで以上に強く想うようになりました。
ブルーボトルコーヒーでは1年を通して様々な産地のコーヒーをご用意しています。気になる豆があったらぜひHPや店頭でチェックしてみてください。
店頭ではバリスタが様々なコーヒートークをアクセントに皆様のコーヒー時間を彩れる日を心待ちにしております!
Lead Barista/A.T